●紫外線の基礎知識

太陽から地球に到達した紫外線は、大気を進む間に、オゾン層や大気中の浮遊微粒子、雲などによる吸収や散乱の影響を受けて、しだいに減少します。そのため、地上での紫外線強度は、上空のオゾン量や雲の状態により変化するとともに、大気の通過距離を決める太陽高度角や標高によっても変化します。


 下の図は、グアム、沖縄、大阪の紫外線量の違いを表すグラフと、大阪での一日紫外線量の変化グラフです。季節変化や日々大きく変化する様子がわかります。これらの変化は、太陽高度角、オゾン量、雲、エーロゾル量などの要素の変化に伴うものです。

・地域・季節による紫外線量の違い

赤道付近になるほど、紫外線が強くなります。

また、真夏(太陽が真上)になるほど紫外線が強くなります。

・天気による紫外線量の違い

    
快晴時を100%とした場合の比較です。

天気がいい(雲が無い)ほど紫外線が強くなります。

・時間による紫外線量の違い

お昼(太陽が真上)になるほど紫外線が強くなります。

 

・紫外線の反射について

例えば快晴時の紫外線を100%とすると


砂浜や水面は10%〜25%の紫外線を反射します。

日陰は日向の50%程度の紫外線量

雪面では80%も紫外線を反射します。

 

●紫外線の健康被害について

紫外線が増加すると、水上・陸上の生態系や農業生産への影響のほかに、人へのさまざまな悪影響があることが多くの研究により、わかってきました。


紫外線が関係していると考えられている病気

皮膚がんに関しては、日本人をはじめ有色人種は白色人種に比べて紫外線の影響が少ないことがわかっています。

*皮膚がんについては、いずれもアメリカ人のデータに基づく推定。前述のとおり、日本人をはじめ有色人種は白色人種に比べて紫外線の影響が少ないことがわかっています。なお、その他の皮膚がんについては、全世界ではアメリカの3 倍、年間4.8 万人の増加と推定されている。

 

●紫外線の影響を防止するには

日焼けしてからの治療では遅い!
日焼けしてからローションなどで肌の手入れをすることは、ひりひりとした日焼けの痛みを押さえるなどの効果はあるとされています。しかし、皮膚の老化を防ぐなどの長期的な予防効果は少ないといわれています。

長期的な健康への悪影響予防のためには、紫外線の浴びすぎを防止することが重要です。ビーチやプール、砂浜で最も効果的な紫外線対策は下記の3点です。

1、ラッシュガード

2、日焼け止め

3、帽子            が有効です。

 

紫外線情報ページ

紫外線予報サイト

 
  気象庁紫外線分布図 http://www.jma.go.jp/jp/uv/
  ウェザーニューズ http://mws.wni.co.jp/cww/docs/uv/
  全国紫外線指数 http://weather.yahoo.co.jp/weather/jp/expo/uv/
  日本気象協会 http://www.jwa.or.jp/

紫外線観測サイト

 
  国立環境研究所 http://www-cger2.nies.go.jp/ozone/uv/uv
  気象庁紫外線観測データ http://www.data.kishou.go.jp/obs-env/ozonehp/info_ozone.html
  湘南工科大学紫外線観測 http://www.shonan-it.ac.jp/each_science/info/uvobs/

紫外線の健康被害について

 
  日本皮膚科学会 http://www.dermatol.or.jp/QandA/

海外の紫外線サイト

 
  世界保健機関(WHO) http://www.who.int/uv/en
 


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