神話に出てくるベリーで栄えた街「El Calafate(エル カラファテ)」
Fitz Royのある街El Cachaltenを後にし、3日ほどで少し大きな綺麗な街「El Calafate(エルカラファテ)」に到着しました。この街はブルーベリーのようなフルーツ「Calafate」で栄えてらしく、そのCalafateが街の名前にもなったそうです。

Calafateは食べるとまたこのパタゴニアの地に戻ってくると言われている果物で、先住民族の神話にも出てくる果物らしく、なかなか興味深かったので、それについても書いていますので、もし興味があれば読んでみてください!!
カラファテの言い伝えられた伝説
昔、パタゴニアの広大な大地に**テウェルチェ族(Tehuelche)**という先住民が住んでいました。ある日、春が訪れ、部族が移動を始めようとしたとき、ある年老いた女性が「私はもう歩けないから、ここに残る」と言って、一人だけその地に残ることを選びました。
神々はその女性の強い意志と勇気に心を打たれ、彼女を**カラファテの灌木(しげみ)**に姿を変えたのです。
その後、ある旅人がパタゴニアを訪れ、カラファテの実を口にします。すると彼は、**「また必ずここへ戻って来たい」**という強い気持ちにとらわれました。
伝説の言い伝え「一度カラファテの実を食べた者は、必ず再びパタゴニアへ戻ってくる」
というのがこの神話のキーフレーズ。
この言葉は、今でも旅人や冒険家たちの間で語り継がれており、カラファテは**「再訪の実」**とも呼ばれるようになりました。
そして、この町近辺で最も有名ながあり、それは世界で3番目の大きさを誇る氷河「Perito Moreno Glacier」です。
世界中の観光客がこの大きな氷河を見にこの街に訪れていました。
もちろん我々もその大きな氷河を見に行くんですが、そんな世界で3番目に大きな氷河へ登ることになりました!!
以前カナダ・スミザーズで登った氷河とは比べ物にならないくらい大きいので、どんな景色が待っているのか、とても楽しみでした。
世界で3番目に大きな氷河「Perito Moreno Glacier(ペリトモレノグレーシャー)」
近づけば近づくほどその大きさに圧巻されます。面積が約250㎢、長さは約30kmととても大きな氷河です。
また地球の温暖化などで氷が溶けたりしていますが、この氷河は終始成長していて、生きた氷河と言われているらしいです。いやー面白いですよね。自然ってすごいなぁって何か感心していました。


そんな氷河に登る前にしっかりとアイゼンを着用し、いざ氷河へ!

氷河の上は本当に非日常な光景が広がっており、氷河の隙間に見える綺麗な青が印象的でした。
なんでそんな色が出るのかというと氷河は青以外の光を全て吸収してしまうので、深いところは綺麗な青色が映るみたいです。


いつまでも見ていたい景色でした。ちなみに氷河の上はフィッツロイの時の悪天候を経験した後だったので、そんなに寒さを感じなかったですw
そして、最後は氷河の氷が入ったウイスキーで締め!!!
なんて贅沢な…数百年前の水でできた氷を入れてウイスキーを楽しみました。
番外編:El Calafateの綺麗な街並み
氷河ばかり目立ってしまいますが、街並みもとても綺麗でとても過ごしやすい雰囲気でした。

そして、神話に出てくるベリー「カラファテ」のジェラートを食べました!!
ブルーベリーよりも酸味が少なく、まろやかな味わいで、とても美味しかったです。

僕もいいのさんもしっかりカラファテを食べたので、これでまたパタゴニアの地に戻ってこれますかね!!
To be continue…