トレランイベント開催中♪ イベントページ

アラスカ・プルドーベイからカナダ・バンクーバーへ!~いいのわたるTrans Atlas Runningサポート日記~ vol.03

他の記事はこちら♪

目次

ダルトンハイウェイ中間地点、コールドフット到着

無事前半部分の難所、雪山のエリアを越え、残りは中間地点であるコールドフットまであと85kmほどです。

またこの日は風が少しきつかったものの空は1日中青空が広がっていました。久しぶりの晴天はこんなにも気持ちいのかとしみじみ感じていました。

またここに来るまでの道中で、すれ違う車から手を振ってくれたり、道中でハザードを出していいのさんを待ってると「Are you OK?」と車を停めて声をかけてくれたりと本当に人の優しさに溢れていました。

またいいのさんが走っている時も車を停めて声をかけてくれたり、ペットボトルの水を渡しくれたりなど多くあったそうです。もし困っている人がいれば支え合うようなこの雰囲気がとても素敵だなと思いました。

少しずつ歩みを止めず前へ前へ進んでいくと気がつけばコールドフットキャンプの文字が…!
やっと中間地点まで来ることが出来ました。

スタートして5日間(6/11)、その距離395km。人間のタフさを思い知らされます。

そもそも70km〜80kmという距離を毎日…本当に想像できません(笑)

コールドフットでは1日羽を休めました。朝ご飯のビュッフェを食べ、部屋に戻るなり長い2度寝、午後からはビジターセンターへ行くなどなど1日ゆっくりと過ごしました。

ビジターセンターには、動物の剥製やダルトンハイウェイのこと、そこに生息する動物の資料などがたくさんあり、個人的にはすごく楽しかったです。ヘラジカとかオオカミ見てみたいなーなど考えながら眺めていました。

極寒の北極から気温上昇、そして大量の蚊の猛攻を受ける

1日コールドフットで休み、13日の9時から再び南へ歩みを進めました。

天気も晴れて走りやすい気候です。走り始めは順調でしたが、後半から少し環境に変化が出てきました。気温が一気に5〜7度ほど上昇し、ロンTにパーカーでは暑いくらいの気温になっていました。また気温上昇に伴い、蚊が大量発生してきました。現地に行く前に、日本でも蚊が出るということは調査済みだったんですが、いざ目の前に50匹くらいかな…ぐらいの大量の蚊がブンブン飛び回っていると噛まれてないのになぜか痒くなってきます…。そしてこっちの蚊のサイズは日本にいるものと比べ少しでかく、刺されるとちくっとするので、すぐわかります。

ここで日本から持ってきたあの商品が大活躍しました。そうです、「蚊取り線香」です(笑)

効果があるのか少し半信半疑でしたが、アラスカの蚊にも効果抜群に効きました!

アラスカのダルトンハイウェイへ行く際は絶対持って行くことをオススメします!(笑)

蚊取り線香をふんだんに使いながら、50匹くらい飛び回っていた蚊のなかで野宿しました。

次の日も、その次の日も蚊の猛攻を受けながらも前に前に進んでいきます。

そして、大きな橋と川が見えてきました。ユーコン川です。行きの時にももちろん通りましたが、車をおりて橋の上に立つとその大きさをより感じることができました。

また車内では気づきませんでしたが、橋の上の木が剥がれたて穴ぼこになっており、バイク、モーターバイクでここを通過する人たちは大変だろうなと思いました(笑)

そして、ユーコン側すぐ手前には、ユーコンキャンプというレストラン、宿、お土産ショップがありました。

日本から旅行で来ていた家族との出会いと温かい料理

少し前に遡りますが、コールドフットを出発する直前に、日本から旅行でここに来ていた親子と出会いました。

その親子はこれから北へ行けるだけ行くそうで、2日後にはフェアバンクスへ向かうそうで、またすれ違うますね!と話しいいのさんのステッカーを渡し、写真を撮り、我々は先にフェアバンクスへ進みました。

そして、2日後。ユーコン川手前で再会し、

「お昼一緒に食べよう!」

と声をかけてもらい、お昼ご飯をご一緒することに!

カプレーゼにスクランブルエッグ、野菜とベーコンに煮物を作ってくださり、ご馳走になりました。

この親子の親切さが本当に嬉しく、心もお腹もしっかり満たされました。

今この写真を見るだけでも自然と笑顔になるくらい僕にとって嬉しかった出来事でした、この時の情景はこの先も忘れず鮮明に覚えていると思います。

本当に有難うございました、美味しかったです。

ダルトンハイウェイ攻略!そして、フェアバンクスへ

お腹も心も満たされ、いざフェアバンクスへ向かいます!

どんどん看板に表示されている距離も短くなってきて、都会に近づいていることを実感します。

そして、ついにダルトンハイウェイ入口にある看板が見えました…!
666kmあるダルトンハイウェイ、攻略です。

プルドーベイから北極海まで行っているので、正確には686km程でしたが、ここに来るまでに色々ありましたが、大きなトラブルもなくここまで来られたので少しホッとしています。

何より海外の運転が慣れていない僕がいきなり世界でも危険な道と言われているダルトンハイウェイを何もなく運転できてほんと一安心です(笑)

ちなみに、この入口と最北端の気温差ですが、車の表示で比べてみると、1番北が約0℃、入口が約21℃と気温差もここまで変化がありました。北極海を抜け、コールドフットを目指している時は寒過ぎてダウンパンツとフリースを脱ぐことができませんでしたが、今となれば半袖に、patagoniaのテルボンヌジョガーズのロングパンツ1枚だけ。むしろ蚊がいなければ半パンになりたいくらいです。

この気温差で体がおかしくなりそうですが、夏でも北極は寒かったということ、そして暖かくなるにつれ蚊が大量に発生するということを学びました(笑)

そして、残り130kmほど続く1本道のロードを駆け抜け、フェアバンクスに到着しました!
コールドフットからフェアバンクスまでは6/13-6/18の6日間でした。今回もなかなかの長旅でした。明日フェアバンクスで1日休養をとり、次はカナダ・バンクーバーに向け、アラスカハイウェイへ!

続く

番外編 フェアバンクスでの休日

フェアバンクスでの休日は朝9時に起床し、ご飯を食べ、僕は久しぶりにランニングへ出かけました!
見知らぬ土地をぐるぐる走り回るのはやっぱり楽しいな〜と思いながら駆け回っていました。

お昼からはダルトンハイウェイを走り、ドロドロにコーティングされた車の洗車へ。
泥が一気に落ち別の車みたいに綺麗になりました、ビフォーアフターをご覧ください(笑)

before

after

そして、綺麗になった車でビジターセンターへ!その後はフェアバンクスアイスミュージアムという場所に行きました。氷でできた造形物を見たり、乗ったり、滑ったりでなかなか楽しめました(笑)
氷が溶けないようにと中の温度は-6℃に設定されていましたが、それでもいいのさんは半袖短パンで中へ入り、案の定寒そうにしていました(笑)

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

webスタッフとして、平日は毎日パソコンとにらめっこをしている。
大学時代はスカイランニングでバチバチしていたが今は "自称" 休養中。
いいのわたるさんのTrans Atras Runningの北米縦断のサポートでアラスカ、カナダへ行き、そのままUTMBのサポートへ。激動の2023年でした。
最近マウンテンバイクにドハマりし、動体視力を鍛えている今日この頃。

目次